題名:彼女がいないいいわけ
彼女がいらないなんて 本当は嘘なんだ
ただ言い訳をしているだけ
告白して振られることに
彼女を作ることに
臆病になっているんだけなんだ
僕と一緒にいて楽しいかどうか不安になるんだ
彼女にそれを聞いたとして 楽しいと言ってくれたとしても
不安なんだ
付き合って 別れのときが来るのなら
それで自分が苦しくなるのなら
最初からいない方が いいと思ってしまうんだ
でも周りの人は そんなことないと 言うんだ
付き合っているときは楽しいんだと
そういうことを 経験して次の恋へ つなげるんだと
そして これから さらにいい恋をしていくんだと

題名:情けない男
社会人になったよ
道端で突然女性に道を聞かれたんだ
僕はそこまでの道のりを教えてあげた
ありがとうと言って その女性は歩き出した
ドキドキしたよ 初対面の女性と話すなんて
数ヵ月後 偶然信号のところで出会った
女性のほうから話しかけてくれた
私のこと覚えていると聞かれたよ
僕はびっくりして 少しの間 沈黙状態
そして 声を出したよ もちろん覚えてますよ
お茶を飲みに行きました
とても楽しかった 生まれてはじめてのデート気分
それから文通を始め数回デート気分 文字を書くのがとても楽しい
出会うのがとても楽しい
それから告白したよ
なんと、断られてしまった
それどころか、男が来て、僕をみて笑った
おまえみたいなやつに彼女なんてできねえ と言った
彼女も笑ってた 最初からしくまれていたんだ
僕は放心状態 しばらくして気が付いた
でもいいんだ 僕はうすうす感づいていたんだ
だから確かめるために告白したんだ
そして、言ってやったさ
こんな僕に
友達に演技をさせられて
演技させられている君が
かわいそうに思えてきたよ
演技をさせた友達も哀れに思えたよ
なんか哀れだよ
でも、本当は悲しかったよ
つらかったよ泣きたかったよ叫びたかったよ
あの時、あの場所で再び出会った
運命だと思った
それから会うだけでうれしかった
会話してうれしかった
手をつないでうれしかった
家に着いて いろいろ思い出した 目から涙が出てきた
もう恋はできない